オーラリーとコモリはどちらも人気のブランドで比較されがちですが、実際に店頭で販売をしていた筆者からすれば同じようなテイストに見えても全く違ったテイストです。
そのオーラリーとコモリの違いを知ってどっちがいいのかを自分なりに選べるようになってもらえたらと思います。
オーラリーとコモリのテイストの違い
オーラリーとコモリのどっちが自分に合うのかを考える際に、まずはファッションテイストの違いから説明します。
オーラリーのファッションテイストは、キレイめのテイスト。

オーラリーはゆったりとしたサイズ感においては、コモリと似た雰囲気があるもののテイストとしては、ヤエカの雰囲気と似たキレイめのテイストです。
なので、代表的なアイテムでもあるシャツに使われる生地はパキッとした印象のブロードやポプリンなどのが多いです。
コモリのファッションテイストは、アルチザン

コモリはオーラリーと違いアルチザンテイスト(職人技を活かしたモノづくりをされたファッション)です。
インポートブランドで言うなら、CASEY CASEY(ケイシーケイシー)やBergfabel(バーグファベル)、ドメブラで言うならヤエカのwriteラインやmittan(ミタン)のようなテイストに近いです。
オーラリーとコモリのデザインソースの違い
続いて、オーラリーとコモリの違いを知ってもらうために、デザインソースの違いについて説明します。
どちらも古着のデザインを踏襲しつつ、現代の上質なファブリックを使ってリプロダクトしているという点では似ていますが、その落とし込み方が少し違います。
古着をラグジュアリーなファブリックで現代化したオーラリー
オーラリーは古着のデザインが全く別物に感じてしまうようなラグジュアリーなファブリックを使うことで新しい提案をしてファッショニスタに受け入れられたブランドです。
0から1を生み出すデザインではないですが、1を100にしてしまうようなセンスの良さがオーラリーの魅力と言えます。
古き良き伝統を活かして上品にデザインを落とし込んだコモリ
コモリは、染めの技術であったり伝統的な作り方をされたファブリックの良さをダイナミックに活かしたデザインを基本としたブランドです。
ブランドの始まりはオーラリーよりも早くて、ブランドスタート当時は前述したオーラリーのようなプロダクトの仕方をして人気になりましたが、SNSでの広がりでブランディングを損なうのを嫌ってSNSの露出を抑えて今のプロダクトの仕方に変化したコモリ。
オーラリーは流行りすぎ?と懸念する人も出てくるようになった一方で、コモリはしっかりとしたブランディングができているような印象です。
ただ、売れている規模で言えばオーラリーが上だと思います。
オーラリーが売れている理由が知りたいという方は、オーラリーは流行りすぎ?!流行るべくして流行ったワケとはの記事も読んでみてください。
オーラリーとコモリどっちを選ぶべき?
正直にいえば、どちらを選んでも良いブランドであることは確かなので、失敗はないと思います。
ただ前述したように、キレイめのテイストがいいのか伝統を活かしたアルチザンなテイストがいいのかで変わります。
ファッションはテイストを統一してアイテムを集めていくほうが圧倒的におしゃれに着こなせるので、自分のテイストを加味して選ぶのが最良だと思います。