身だしなみという言葉を聞いて、「できない人間だと思われたくないからちゃんとしないと」というような気持ちを持たれる方は多いのではないでしょうか?
実際に私もそのような気持ちで身だしなみを整えないとと思っていた時期がありました。
「ちゃんとしないといけない」という気持ちはもちろん間違いではないですが、身だしなみの本質は「相手によく思われるため」ではありません。
相手と良い関係を築くためにも身だしなみの本質をご紹介します。
身だしなみの本質は「相手の為」
身だしなみの本質は、自分が好印象に思われる為ではなく、「相手が不快に思わないか」ということに本質があります。
また身だしなみは服装に関することと思われがちですが、髪形や立ち居振る舞い、心持ちまですべてに関係します。
身だしなみを整えるための清潔感のある服装って?
清潔感とは手入れがされていることとほとんど同じです。
スーツにシワがないか、生地が擦り切れてしまっていないか、シャツは黄ばんでいないか、靴のつま先が剥げてきていないかといった手入れがされていない洋服は相手に不快感を与えます。
スーツやシャツにしっかりとアイロンがされていて黄ばみもなく、靴もクリームを塗られていて手入れが行き届いている。
そんな服装を見れば相手はこう思うでしょう。
「私と会うために仕事から帰った後に準備をしてくれていたんだな」
これが清潔感のある「相手の為」の身だしなみです。
身だしなみを整えるための清潔感のある髪形って?
清潔感のある服装を学んだところで、次は髪形についてです。
髪形も相手に不快感を与えないことが大切です。
不快感を与えない髪形ってどんなの?と疑問に思うかもしれませんが、考えてみてください。
垂らした前髪をかき上げるしぐさを何度もしていたら気になりませんか?
些細なことですが、不快に思う人もいるかもしれません。
なので、前髪が垂れてこないようにピシッと固めておくのが相手の為の清潔な髪形です。
また前髪をピシッと整えておでこを出した髪形は自信に溢れた印象を相手に与える効果もあります。自信もなかなか持てない人は髪形から整えていくのもいいかもしれません。
身だしなみを整えるための立ち居振る舞いって?
相手を不快にさせない立ち居振る舞いは相手にもよるかもしれませんが、必ず共通して相手の気分を良くすることが一つあります。
それは、元気な挨拶です。
元気な挨拶は自然と相手を元気にさせます。
見た目の身だしなみが整ったら、次は元気な立ち居振る舞いで相手を元気にしましょう!
相手を思う心の身だしなみがあなたへの印象をよくする。
ここまで「相手の為」ということを強調してきましたが、相手の為に服装や髪形、立ち居振る舞いなどの身だしなみを整える。
相手の為を思う心から来る行動すなわち「身だしなみ」こそがあなたへの印象を良くする。
だからこそ、身だしなみの本質をしっかりと理解し、身だしなみを整えることがこそが大切なのです。